古い家をリフォームするときの注意点とは|リフォームが得意な所沢の一級建築士事務所です。

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古い家をリフォームするときの注意点とは

質問 家を建てたくて、結婚してからずっと頭金をつくるために貯金に励んできました。子供が生まれるまでは順調にお金が貯まっていましたが、いろいろ予期せぬ出費もかさんで、このままではいつマイホームを持てるか分かりません。そこで、古い家を安く買ってリフォームすることに決めました。
ということで、現在物件探しの最中です。いろいろ物件を見て回っていると、やはり築年数が古いほど値段も安くなることが分かったのですが、古い家をリフォームするときの注意点やポイントについて教えて欲しいです。
それと、古い家と古民家の違いがよく分からないので、それも併せてご回答いただけるよう、よろしくお願いいたします。
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耐震性など注意すべき点はいろいろあります

古い家と古民家の違いですが、それらを区別する明確な定義はありません。しかし、一般社団法人古民家再生協会では、昭和25年の建築基準法の制定時に建てられていた伝統的建造物の住宅を古民家としていて、これによると現代的な見た目の古い家と古民家には大きな違いがあります。
家には構造別に法定耐用年数が定められていて、木造住宅なら22年、鉄筋コンクリート造では47年です。これを基準にするなら、一般的な木造住宅では築20年以上を古い家と考えてよいと思います。
古い家を購入する場合に気をつけるべきポイントはいろいろあって、代表的なのが歪みや耐震性、防音性、断熱性などです。
1981年に制定された新耐震基準では、震度6〜7程度の地震に耐えられる造りになっていますが、旧耐震基準では震度5程度の地震を基準にしています。最近では震度5以上の地震が全国各地で数多く発生しているので、旧耐震基準の家は耐震補強を行い、耐震性能を高めることが求められています。
家の防音性や断熱性は、住み心地に大きな影響を与えます。防音性を高めることは、気密性を高めることにもなり、結果として断熱性もアップします。古い家は新しい家に比べて気密性に優れていないため、さまざまな箇所からすきま風が入り込んで床が冷えるなどのトラブルが起きやすいです。
シロアリが発生していないかも、古い家を選ぶときに重要なポイントです。シロアリは湿気を好みます。古い家はいろいろな場所から水漏れが起きていることがよくあり、シロアリの被害に遭っている可能性が高いです。
シロアリは構造体である木材を食い荒らし、最悪建物を崩壊させてしまいます。古い家を購入する際には、多少費用がかかっても専門業者に依頼してきちんと状態をチェックすることを強くおすすめします。

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